ふるはしかずおの絵本ブログ3

『おおきな おおきな おいも』― 子どもの想像力に乾杯です

あおぞら幼稚園の子どもたちが楽しみしていた芋ほり遠足。

雨が降り、

1週間 延期になりました。

子どもたちは、つまりません。

 

でも、

だいじょうぶ

おいもは むくっ むくっ おおきくなって まっててくれるよ。

      

  

 おおきくなっているかな。

 せんせい おいも 描くから

 

 かみ ちょうだい

 えのぐ ちょうだい

 ふで ちょうだい

   

 

紙をつないで

ごしごし しゅっしゅっ

ぴちゃぴちゃ しゃっしゃつ

えっさか ほっさか 

 

 もっと かみ・・・

 

どんな おいもができたかな

うわー

おおきな おおきな おいも!

 (絵本の14ページも使っています。)

ヘリコプターの 出動です。

おいもを掘り出し、ヘリコプターで 幼稚園に運びます。

プールに浮かべ いもまる号

いもざうるすの恐竜にして 遊びます。

    

おなかの空いた 子どもたち。

おいもをつかって、お料理をつくります。お芋パーティです。

 

 てんぷら

 やきいも

 大学いも

 

みんな いっぱい食べて おなかが ぽーんぽん

風船みたいです。

     

がすが たまって

ぶー ぶわーん

おなで とびあって しまいます。

 

 いもらす 1ごう

 いもらす 2ごう

 いもらす 3ごう・・・

 

みんな 空のうえ

ふんわか ふんわか

空の遠足 宇宙旅行です

主役は子どもたちです。子どもの空想が全開です。

子どもたちが、紙をつぎ足し、つぎ足し 描いたおいもの大きいこと、大きいこと。びっくりです。タイトルの通り、「おおきな おおきな おいも」の絵が出来上がりました。

 

この絵本は、幼稚園の子どもたちの遊びからヒントを得て、創作されました。

子どもたちは、おいもの大きな絵を描いて、プールに浮かべ、いもざうるすの恐竜にして遊び、 おいもを食べ、さいごは空の遠足で、大満足です。あとは寝るだけでしょう。

      ・・・

※『おおきな おおきな おいも』 市村久子原案、赤羽末吉作・絵、福音館書店 1972年  (2022/9/30)

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