ふるはしかずおの絵本ブログ3

『せんろはつづく』- つくること、うごくことの魅力

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プラレールなど 線路を   つなげことが    大好きな子ども。

つくること、

うごくものに    興味が    いっぱい。

本格的な    おはなし絵本への    橋渡しにもなる、 すてきな絵本です。

       ・・・

絵本のなかの    子どもたちは、

線路を    どんどん    つなげていきます。

ぼくも、  わたしも、

やって みたいことです。

でも、

      やまがあった、 どうする ?

      かわがあった、 どうする ?

      みちがあった、 どうする ?

      おおきないけがあったら、 どうする ?

       ・・・

次のページは、  それぞれの答え。

      トンネル

      はし

      しゃだんき

      まわりみちして  いこう

       ・・・

答えが、   だんだん    難しくなって    いきます。

読者の子どもたちも、

作中の人物たちと     いっしょに なって、

あれこれ考えて、  楽しむことでしょう。

       ・・・

6人の子どもたちは、

くわや掛矢をつかったり、 クレーンを操作したり、 相談したり、 スコップやつるはしやドリルで  トンネルをほったり、 トンネルの壁をぬったり、 橋にペンキをぬり、 信号機を設置したり、
そうじをしたり・・・

さまざまな 作業をして、 線路を つなげていきます。

ほんとうに、 いろいろなことをしています。

       ・・・

最後は、 汽車まで運転。

みんな、 汽車に乗って、 レールがつながったことを 喜んでいます。

子どもたちだけでなく、

おかあさん、

あかちゃん、

ねこ、

りす、

うさぎ、

鳥まで 乗っています。

       ・・・

リズミカルな    文章。

場面の 変化 ・ 変わる   画面。

ぬくもりのある絵の     魅力。

そして、

親子の コミュニケーションを    ひきだす絵本です。

      ・・・

ねこ、 りす、 とり、 うさぎなど

動物たちが、どんなことを しているかを見てみましょう。

とくに、 ねこは表情ゆたかです。2、3歳からたのしめます。

      ・・・

裏表紙に子どもたちがいます。ポイントをつけて、 支線をつくろうとしています。ひとつのことをやりとげたことで、 あらたな意欲や 関心がうまれました。このつづきは、 『 せんろはつづく  まだつづく 』 です。

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※ 『 せんろは つづく  』  竹下文子文、 鈴木まもる絵、 金の星社  2003年発行

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