
雲って、なんでしょうか?
こんな疑問に答えてくれる写真絵本です。
くもの もとは、しめった かぜ
そのかぜが そらを のぼっていくと・・・
かぜが くもに へんしんしたよ
風の中の 湿り気が
ちいさな水や氷の つぶになる
それが くも
くもは そらから おちてこないの?
本当は 地面に 落ちているんだよ
くもの つぶは
ちいさくて 軽いから
ふわふわ ただよって
落ちるあいだに もとの 湿り気に もどって しまうんだ
つぶが おおきくて
落ちてくるのが 雨
こおった くもの つぶは
あられ
地面に ついて 水になり
川に ながれ
海へ
ふたたび 風に はこばれ
空に のぼり
くもに へんしんする
くもは、みずが
そらを たびしている ときの すがたなんだよ
くもに さわってみたいと おもったことは ある?
あけがたの みずべを さんぽしてごらん
くもに さわることが できたら
どんなふうか、わかるかもしれないよ。
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雲とはなにか、どのようにしてできるかがよく理解できます。「くもの もとは しめった かぜ」。納得でした。いろいろな形、様子の雲の写真が、たくさんあります。この絵本を読んだ子どもは、ちいさな「雲博士」です。
文章は、雲のことに疑問を持つ子どものような語り手と、雲のことを解説する語り手の会話のように構成されています。
巻末に「雲のなりたち」「雨とあられ」「日本の雲」の解説があります。「雲があるから、雨が大地を潤し、生物はいきていくことができます」。水の循環、生物との関係、環境問題をここから考えることが出来きます。小学校の「理科」の授業にも使えそうです。
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※『くも』 武田康男監修・写真、小杉みのり構成・文 岩崎書店 2026年 (2026/4/21)









