
夏の牧場には、たくさんの音が 聞こえます。
「なんのおと」でしょうか?
子犬のマフィンと いっしょに さがしましょう。
こいぬの マフィンを のせた車が
夏の牧場に むかいます
バカッ バカ バカッ バカ
どうどう!
なんのおと?
マフィンは 車のなかから せのびをして のぞいてみました
それは うま
ガラン ゴロン ガラン ゴロン
いったい なんのおと?
それは カウベル
ケロッ ケロッは かえるの声
コケコッコーは おんどり
マフィンは すぐ わかりました
ミャ―ウウウ
ミュー ミュー ミュー
ミャ―ウウウ
マフィンには わかりません
なやに いくと
おかあさんねこと 7ひきの こねこ
メエエエエ (ひつじ)
ウヒィィィィィ フン フン フン(ろば)
チッチッチッ パリッ パリッ パリッ(つぐみの赤ちゃん)
イチリンソウ、タンポポ、スミレ、フウロソウの花が さきました
どんなおとが きこえるかな
空から
聞こえてきました
おおきな山が うごいたような
はらぺこ巨人の おなかが なったような おとが
ラッパを こわしたような おと
じょうききかんしゃの おと?
しょうぼうしゃが 水を まいているおと?
まさか
それは かみなり
ゴロゴロと 空が なって
ピカリと いなづまが はしる
夏の あらしです
マフィンは どうぶつたちと いっしょに
おおきな 納屋で
雨やどりを しました
・・・
たくさんの夏の音がでてきました。「なんの おと?」と語り手が尋ねます。読者は、うま、かえる、ひつじ・・・と答えていくことでしょう。わからない音もありました。でも、2回目の再読からは大丈夫ですね。読者はみんな知っています。「なんの おと?」 カウベル、ろば、つぐみの赤ちゃんの音ときっとこたえられるでしょう。
ゆたかな感覚を育てる、リズム感のあるマーガレット・W・ブラウン(1910-1952)の文章です。絵は、『ちいさな島』などで、彼女と多くの絵本を手掛けてきたレナード・ワイズガード(1916–2000)です。デザイン性ゆたかな絵です。
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※『きこえる きこえる なつのおと』 マーガレット・ワイズ・ブラウン作、レナード・ワイズガード絵、よしがみきょうた訳、小峰書店 1998年 (2026/5/20)









