ふるはしかずおの絵本ブログ3

『 あんな雪 こんな氷 』- 条件によって 変わる 雪と氷の 形と性質

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冷たい雪と氷の 写真絵本ですが、
作者の熱い思いが いっぱいです。
また、雪と氷に関する すてきな日本語にも出合います。
     ・・・ 
語り手と一緒に、雪と氷の探検に 出発しましょう。
木の枝や
杭のあたまに、こんもりと積もった雪は、
冠雪
キノコや お饅頭のような 冠雪。
気温や風によって、いろいろな形ができます。
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 雪は、気温が かわることで、 
 まったく ちがった性質になります。
・・・
 ふりたての雪は、気温が0度くらいの時、
 いちばん ねばっこい性質になります。

  ( 雪の性質も、気温によって変わるんですね。 )
       
 雪はつもる相手によって、いろいろなかたちを見せたり、 
 風や太陽の熱によって、すがたを かえたりするのです。

     
とけてくると、
ちいさな でこぼこが できたり ( 雪えくぼ )。
斜面をころがってバームクーヘン ( 雪まくり )。
のような形ができたりします。
     ・・・
こんどは 
UFOのような 形。
アメーバーのような 形。
でぶっちょ、のっぽの氷 ( つらら )。
メタンガスが閉じ込められて 不思議な模様( 空氷
円形や星の形の 氷紋
下の写真は空氷です。
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暖かい日差しを受け、木のまわりの雪が、とけはじめました。
根びらき と言われます。
は もうすぐです。
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※『 あんな雪 こんな氷 』  高橋喜平 文・写真  講談社  1994年 (2016/3/9)

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