ふるはしかずおの絵本ブログ3

『いぬが いっぱい』-子どもの見方を教えます

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『 いぬが いっぱい 』  は、

「 あかちゃん絵本 」ですが、

子どもの見方を 教えてくれる 絵本です。

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絵本のなかの「いぬ」は、性格、色、大きさ、状態が違います。 

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  おりこうな いぬと              

  いたずら いぬ

  しょんぼり いぬと

  げんきな いぬ

  のんびり おひるね

  せっせと おしごと

  はらぺこ いぬと

  おなかいっぱいの いぬ 

  いぬが いっぱい

  みんな いっしょに

  わんわん

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「 おりこう  」、「 いたずら 」な性格、性質、

「 しょんぼり 」

「 げんきな 」

「 のんびり 」

「 せっせと 」「 はらぺこ 」「 おなか いっぱい 」 の犬の状態。

いろいろな 種類の 犬、

いろいろな 性格の 犬、

いろいろな 状態の犬が 全部でています。

大きさ、形、色もちがいます。それが、絵によって表現されています。

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もちろん、人間の場合も同様です。人種、性格、状態( 様子 )の違いがあります。題材は「いぬ」ですが、子どものことにも当てはまります。子どもたち一人ひとりが、みんな、ちがいます。  

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そして、みんな いっしょに わんわん 。

「 わんわん 」は、  

すべての犬に 共通すること。 

「 わんわん 」という言葉を使わずに、「 いぬ 」を定義することは、難しいことです。

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さて、子どもも、みんなちがいます。

でも「 みんな、いっしょ 」。

 

その「 いっしょ 」のところは、いったい何でしょうか ?

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スカールさんには 『 ねこが いっぱい 』  ( やぶきみちこ訳、  福音館書店  ) という絵本もあります。ねこがお好きな方は、 こちらをどうぞ。

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※『 いぬが いっぱい 』 グレース・スカール作、やぶきみちこ訳 福音館書店 1986年 (2013/8/22) 

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