
わたしのいちばん好きなものは なんでしょうか?
わたしは まど(窓)が すき
世界で いちばん だいすき
(窓が好って、どうして?)
まどから いろいろなことが 見える
けさは 郵便屋さんが 見える
クロウタドリも
街を はなれる ひと
引っ越し してくる ひと
まどの前では いろんなことを かんがえる
このまどが、わたしは だいすき
おばあちゃんが つくる
アンズのジャムも だいすき
ほかにも あるんだ、だいすきなもの
びがびかに ひかる くつ
川も だいすき
赤えんぴつも だいすき
ポテトフライ
わたしと そっくりな子が 出てくる本
ほかにも あった
くまの ぬいぐるみ
わたしは このこが だいすき
だけどね
ほかにも もっと あるんだ
だいすきなもの
それは・・・ママだよ
ママも
わたしも かわっていくけど
わたしは ママが すき
せかいでいちばん、ママのこと だーいすき
・・・
「わたし」のだいすきなことあげているおんなのこの一人称視点です。
「わたし」が、最初にあげたのは、「まど」でした。窓が好きというのは、すこし意外です。でも、その理由を聞いてみると、感受性の豊かな子なのだとわかります。また、「わたし」は大きくなって変わっていくし、ママも変わる、と思っています。でも、「こころのなかで (ママと)つながっている」と考える、かしこいおんなのこです。
最後のあげた「わたし」のだいすきは、ママ。読者も想像されていたことでしょう。「わたしは ママが すき。せかいでいちばん、ママのことが だーいすき」です。好きなものがいっぱいあるおんなのこ(人)は、しあわせです。
「あなたのすきなものは?」
読者の子どもたちへ、こんな問いかけが、自然にうまれてきます。
・・・
※『いちばん だいすき』 メアリー・マーフィー文、チュ・チョンリャン絵、野坂悦子約、化学同人 2023年 (2026/6/24)









