
車いすで 生活する アンナ
おかあさんから 買い物を たのまれます
ひとりで 買い物にいくことに 不安な アンナです。
アンナは
車いすで 町に 出ました
車いすの アンナを 見て
にっこり 笑って うなずいてくれる人が います
でも、
だまって、じろじろ見る人のほうが ずっと多い
横断歩道で、車いすを すすませると
ふちが高くて 車いすでは あがることが できません
どうしたら いいのかしら?
「車いすを、おしてあげようか」
と男の子が いいました
「じゃあ、うしろのペダルをふんで、もちあげて ちょうだい」
やっと 歩道に のぼることができた、アンナ
太った 男の子に お礼を いいました
アンナは
「かわいそうね」という おばあさんに
「わたしは、ふつうよ」と 言いかえしました
スーパーで
ミルクや リンゴを 買うとき
店員が すぐに とってくれました
でも、アンナは がっかりしました
なぜって?
「わたしだって、ほかのひとと おんなじように、とれる」
と思ったからです。
涙が でてきました
「なかないで、ぼくだよ。ジギーっていうんだ」
さっき 助けてくれた 男の子でした
ふたりは、ともだちに なりました
横断歩道のところで、ジギーが いいました
「助けがいるときは、まわりの人に たのんでごらん」
アンナは やってみました
「すみません。車いすを もちあげてくれませんか」
男の人が 車いすを もちあげてくれました
おまわりさんにも
歩道が、高くてのぼれない、といいました
「ほんとうだ。あぶないね。
すぐに市役所に いっておくよ」
アンナは、もう いくら見られても 気になりません
アンナは きょうの できごとを
おかあさんに お話しようと思いました。
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町で出会ったひとは、車いすで生活しているアンナに同情と好奇心の眼差です。無視する人もいます。でも、アンナは、芯がつよく、かしこく、勇気のあるおんなのこです。
ジギーは、太った男の子です。町で、みんなにからかわれていました。でも、かれはアンナに向かって、「車いすを、おしてあげようか」と自然に手を差しのべました。そして、「とくべつなともだちなんだよ」とも言っています。障がいを持つ人に、どのように接したらよいか、ジギーの自然な態度から学びます。
歩道の高さが、車椅子のアンナには、障がい物でした。町の中のバリアフリーは、どれだけ実現しているのでしょうか。また、『見えなくても だいじょうぶ?』( ファイニク作、バルハウス絵、ささきたづこ訳、あかね書房 2005年)は、視覚障がいをテーマにした姉妹絵本です。
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※『わたしの足は車いす』 ファイニク作、バルハウス絵、ささきたづこ訳、あかね書房、2004年 (2026/6/30)









