ふるはしかずおの絵本ブログ3

『きんぎょが にげた』-きんぎょを 指さす 子ども

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1歳ごろから、

子どもは、 興味のある ものや

ほしいものに、 指さしを するようになります。

絵本に 興味をもちはじめるのも、

このころだと

いわれています。

『 きんぎょが にげた 』 は、

指さしの はじまる 1歳ごろからの 絵本です。

     ・・・

きんぎょばちから、 きんぎょがにげました。

どこに いった のでしょうか?

カーテンの水玉模様のなかにいます。

つぎは、

アメ

イチゴ

テレビ

おもちゃ

三面鏡

池のなか。

     ・・・

 ここ !

 これ !

 あれ ?

 いた 

子どもは、きんぎょを見つけて おおよろび。

さがしあてて、 意気揚々。

最後の池のなかが、 いちばん むずかしいところです。

にげた 金魚は?

( ヒントは、 きんぎょの 目です )

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きんぎょは、 どこいるのかな ?

うれしそうに、 指さす 子ども。

子どもとおはなししながら、 読んでみましょう。

子どもたちは、

もう、

ものごとをくらべ(比較) 、

おなじところ(同一性)と  

ちがうところ(差異性) をみる見方を 身につけているのです。

      ・・・

※ 『 きんぎょが にげた 』   五味太郎作  福音館書店  1982年

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