ふるはしかずおの絵本ブログ3

『こりゃなんだうた』- ナンセンスの絵本

子どもの常識とのズレが笑いをよびます。

登場する仕事人たちは、みんな 変なことをしはじめます。

 

    

 ありゃなんだ 

 こりゃなんだ 

 コックさん

 

  りょうりつくらず テニスする

  そりゃへんだ

   ( フライパンで、テニスをはじめます )

 

 

 ありゃなんだ 

 こりゃなんだ 

 カメラマン

 

  しゃしんとらずに おどろかす

  そりゃへんだ

 

   

この形での、くりかえしです。

   

 ぼうしやさん、つくるぼうしが 大きすぎる
 おすもうさん、すもうとらずに ボクシング

     

 ボートのレース、ボートこがずに 歩きだす
 さかなやさん、 身をうらないで 骨をうる
 だいくさん、  つくった家が  逆さまだ

   

   

最後は くつやさんです。
     
 ありゃあなんだ  

 こりゃあなんだ 

 くつやさん  

    

  つくるブーツが 

  なかすぎる

  そりゃへんだ

 

           ・・・

読み手と聞き手で、「ありゃなんだ/こりゃなんだ/ ~ さん ~する/そりゃへんだ」を掛け合いのようにして読んだら、おもしろいでしょう。
       

読者の常識に反するナンセンスな絵本です。読者の常識とのズレがありますが、ナンセンスは笑いを含みます。絵本を楽しむには、「 ~ さんは、そんなことをしないよ」という読者の常識がなければなりません。4歳児はわかるでしょう。3歳児は、リズム感のある文章は楽しめるでしょうが、ナンセンスのおもしろさがわかるかな?

          ・・・

※『こりゃなんだ うた』 谷川晃一作 福音館書店 2013年  (2024/1/31)

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