うんちを食べる　虫たちの世界です。
迫力あるうんちの写真に　びっくり！
　（うーん ）
　　　　　・・・
森のなかで、プーンと　におう　もの。
それは　うんち。
うんちを　見つけた　センチコガネ。
あたまを　つっこみ、むしゃむしゃ　食べます。
つぎは、うんちを　ばらばらにして　穴のなかに運んで　しまいこむ。
　（うーん ）

ウシのうんち　ボットン！　
シカのうんち　ポロ　ポロ　ポロ。
　　　　　・・・
ウシのうんちには　ダイコクコガネ。
めすは　土の中に　うんちを運び　まるくする。
うんちのなかに　たまごが　ひとつ。
幼虫は　うんちを　食べて　大きくなる。
　　　　　・・・
シカのうんちには　ハエとアリ。
いろいろな　うんちに　いろいろな　むし。
うんちレストランは　だいはんじょう。　　
　　　　　
うんちは
しぜんの　なかの　たからもの。
えいよう　たっぷりの　ごちそう。
　　　　　
そして、うんちは　土に　帰っていきます。
　（ 深いですね。）

うんちの写真にインパクトがあります。好みがわかれるでしょう。気持ちが悪くなりそうという声が聞こえてきそうです。
でも、好き嫌いは別として、新たなことを知ることができる絵本（表現内容）です。比喩を用いたユーモアあふれる文章（表現方法）で、生物の多様性と自然の循環（認識内容）を学びます。うんちを食べたり、そこに卵をうむ虫もいるんですね。ものの価値は相対的なものともいえるかな。この絵本を出版した作者と編集者に脱帽です。
　　　　　・・・
※『うんちレストラン』　新開 孝写真　伊地知 英信文　ポプラ社 　2006年　（2017/2/11）