
ごきげんなライオンくん、今回は、アフリカのどうぶつたちに びっくりです。
サーカス団の、ブラボー団長に 動物園から
つれだされた ごきげんなライオン
船で アフリカへ つれていかれました
ライオンくんは、港に 着くと
そとへ とびだし
はしりにはしり にげだした
ある日
草原に きたとき
水を のんでいる しまうまのなかまを 見つけた
「どうぶつえんの フェルナンドに そっくりだぞ」
しまうまは いちもくさんに 逃げだした
きりんも いちもくさん
さいには つのを ふりかざされ
ぞうには 突進され
岩に もぐりこみ いのちびろい
かもしかの 群れを
おいかけているのは じぶんにそっくりの 二頭のライオンです
ライオンくんは
おなかが ぺこぺこ
もうだめだと 思ったとき
テントと トラックが 見つけた
「に ん げ ん だ ぞ」
ライオンくんは
テントのなかの
大なべの にくを 二くちか 三くちで たいらげ
ベッドで ねむりました

カメラマンの ランチ―ユさんが もどってきたした
「ごきげんなライオンくんじゃないか」
ランチ―ユさんは どヴふつえんに 電報を うちました
《 「ライオンクント ヒコーキデ カエル」ランチ―ユ 》
飛行場に 着くと
大歓迎です
フランソワくんも います
「おかえりなさーい ライオンくん」
思いがけずアフリカにつれてこられたライオンくん。動物園での生活に慣れてしまったライオンくんは、野生の生活にはもう戻れません。かもしかの群れに出会うと、「みちは ゆずりますよォ・・・」と、草の茂みにかくれるライオンくん。自分の力では生きていけないライオンくんの姿を見ると。なんだか気の毒になります。でも、ライオンくんは、いろいろな経験をしています。そして、運のよいことに「にんげん」を見つけました。ライオンくんを知っているランチ―ユさんと出会い、ハッピーエンドです。
ライオンくんの目を見ると、ライオンくんがどんな気持ちでいるのか、よくわかります。デュボアザンの絵は、ライオンくんのこころを表現しています。見えないこころが、目に見えます。人物への読者への理解を助けます。
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※『ごきげんなライオン アフリカでびっくり』ルイーズ・ファティオ文、ロジャー・デュボアザン絵、今江祥智訳 BL出版 2009年









