ユーモラスな絵に、笑いながら、
家族のあり方を 問いなおす 絵本です。
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ママは、
毎日、パパや 子どもたちの 世話や 家事で大忙し。
「 あさごはんは、まだかい。」
「 あさごはん、まだー。」　
ママは、もう、うんざり。
　（ ママは うつむきかげん。 顔の表情が、よく見えません。）

堪忍袋の緒が 切れました。
ぶたさんたちの　おせわは　もう　こりごり。
ママは、
こんな置手紙して、家を出ていきました。
残された家族は・・・
しかたがない、ごはんをつくるか。
キッチンに立つ ３人。
でも、ひどい味。
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３にんは、なぜか、ぶたの姿に なっています。
　（ そういえば、前にも、ぶたの姿が、ちらほら見えていました。）

次の日も、
その 次の日も、
まずいごはんを食べ、お皿を洗い、洗濯をする３人（ ３匹 ）。
家は、ぶたごやのよう。
みんなは、よごれて　くさくなりました。
料理の材料が なくなった そのとき、
ママが 帰ってきました。
　　　　　
おかえりなさいませ、おかあさま
涙声の ３人。

パパは、お皿を洗い、アイロンがけ。
サイモンと パトリックは、ベッドを なおします。
３人は、
料理をするのが たのしいと思うように なりました。
　（ママは 正面を向いて、笑顔で、いきいきしています。）
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※『 おんぶは こりごり 』　アンソニー・ブラウン作　 藤本朝巳訳　平凡社 　2005年　（2016/5/18）