ふるはしかずおの絵本ブログ3

『パリの青い鳥』- 迷子のジャンはハトに乗って家に帰ります
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おかあさんとはぐれたジャン。青いハトに導かれ家に帰るおはなしです。ストーリーもありますが、パリの町並みを紹介する写真絵本のようです。

      ・・・

ジャンは、

おかあさんとといっしょにお買い物。
でも、

ジャンは、
人の波にのまれて、おかあさんとはぐれてしまいました。
「ママァン、どこォ?」
ひとりぼっちになってしまったジャン。
      ・・・
青いハトがやってきます。
ハトは、じぶんはネストネルだと自己紹介をします。
ハトは、パリの街を案内しながら、ジャンといっしょに家へ向かいます。
ふたりは、セーヌ河畔を歩き、「バトー・ムーシュ」(セーヌ川の遊覧船)に乗ります。
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ノートル・ダム公園へ。
ノートル・ダム寺院でかくれんぼをしたり、
石づくりのハトや
ぞっとする彫刻(グロテスク)を見たりします。
      ・・・
「モンマルトルへいけない? うーんととおいの?」
寄り道をしたくなった、ジャン。
「なんの。ほんのひとっとびさ」とネストネルは答えます。

ジャンは、ハトのネストネルの背中にのって、テルトル広場へ。
      ・・・
「こんどこそ、おうちだよ」
途中、エッフェル塔でいっぷくします。
寄り道、遠回り、道草、まわり道・・・

だんだん日が暮れてかけて来ました。
ふたりは、セーヌ河を渡り、ジャンの家に。
「ただいま」
おかあさんは、ジャンを抱きしめ続けます。ハトのネストルは、おかあさんにあいさつをするのに、ちょっと待たなければなりませんでした。

 (おかあさんはジャンを抱きしめ続けていましたから)
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作者の息子がつくったおはなしをもとにして、パリの街の風景写真で構成した絵本です。青い服のジャンとパリの街が印象的です。

 

ジャンは、おはなしを創作する中で、青いハトといっしょの楽しい経験をしました。そして、心配をかけたことの後悔し、そしておかあさんに愛されていることを感じたことでしょう。

        ・・・
※『パリの青い鳥』ヴェロニク・ウィルマン&ジョエル・ルブロン作、今江祥智訳  BL出版  2003年  (2022/3/23)

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