タイトルの とおり、
生活の すべてが アベコベの 家族のおはなしです。
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おきるのは 真夜中。
おきたら、
パジャマにきがえて、 ベッドで 夕ごはん。
( アベコベ。 )
手と足を つかって 食事。
外出は パジャマ。
テレビを さか立ちをして 見ています。
( みんな アベコベ。 )
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ある日、
おとなりの プラムさんが
娘のルーシーの子守を お願いにきました。
留守番をたのまれた アベコベさん一家。
ルーシーの家に 行き、
「 きちんとしておいて あげましょう 」
さあ たいへん !
きれいな部屋が めちゃくちゃに。
壁に ラクガキをしたり
パンを のこぎりで切ったり・・・
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そこへ、
泥棒が入ってきました。
でも、
アベコベさん一家は、
「 おきゃくさんだ ! 」
泥棒も ビックリ !
( でしょうね。 )
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プラムさんが 帰宅しました。
めっちゃくちゃに したのは、 泥棒 ?
アベコベさん一家は、 さようならを 言うと
窓から帰りました。
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子どもたちは言うでしょう。
そんな ことはしないよ。
ぜんぶ はんたいだよ。
常識はずれの行動をする アベコベさん一家。
常識とのズレ、
そこから、
笑いやユーモアがうまれます。
最後にアベコベ一家のおとうさんのが言います。
「 よのなかには いろんなひとが いるんだ 」。
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このような おかしな人たちは、 いませんが、
ものごとを アベコベに見る 見方はあります。
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※ 『 アベコベ さん 』 フランセスカ・サイモン文、 ケレン・ラドロー絵、 青山南訳、 文化出版局 1997年