ふるはしかずおの絵本ブログ3

『 ぼちぼち いこか 』-ぼくは かばです。 関西弁を 話します。

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体重の おもい かばくん。

かばくんが いろいろな仕事に挑戦します。

でも みんな だめ。

( 想像つきますね。 )

・・・

はじめは 消防士。

ぼく、 しょうぼうしに なれる やろか。

   なれへん  かったわ。

つぎは、 船乗り。

ふなのりは、どうやろか。

   どうも こうも あらへん。

それから  パイロット

つづいて  バレリーナ

こりずに  ピアニスト

どうしても カウボーイ

ええーい  サーカスの綱渡り

それなら  飛び込みの せんしゅ

まだまだ  バスのうんてんしゅ

なんとまあ タイプをたたく ひしょ

あれあれ  宇宙飛行士

でも、

みんな ダメ。

それならと、

バンドで チューバをふくと ・・・

手品でも ・・・

さいごは、

ハンモックで ひとやすみ。

でも、

やっぱり ・・・

・・・

結果はいつも失敗。

ずっこけ。

そして、 最後にかばくんはこう思います。

ま、 ぼちぼち いこか 

 と いうことや。

いいですね、この絵本。 笑えます。なにごとにもチャレンジする かばくん。失敗にめげないかばくんです。さいごまで前向き。笑いのなかに、メッセージがあります。

ぺーじの右と左に、かばくんのビフォー、アフターが描かれています。ですから、読むときは、絵本を折って、表と裏を転画するように読むとよいと思います。ふたつの 画面の落差に笑いがうまれます。

・・・

※ 『 ぼちぼち いこか 』    マイク・セイラー 作、  ロバート・グロスマン 絵、  今江祥智訳、  偕成社   1980年

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