ことば遊びの 絵本。
かえるの 韻の オンパレードです。
いばり かえった
とのさま がえるが、
りっぱな とのさまになる おはなし。
・・・
ふんぞり かえるは
とのさま がえる
ひかえる かえるは
つかえる かえる
あれこれ きかえる とりかえる
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ともを したがえ、
いばり かえる かえるは、
ひっくり かえる。
泥が はねかえって、
はら にえくり かえる。
かえる
みち を まちがえ、
てんぐに つかまり、
にげ かえる。
でも、がけ から ころげかえって 失神。
・・・
むすめの かえるに
てあてされ、
いき かえる。
こころを いれ かえると、
神に ちかえる かえる。
・・・
いえいえ( 家々 ) たてかえ、
まちは いき かえる。
ひとに げんきが よみがえる。
みやこは よろこび わきかえる。
・・・
リズミカル で、
テンポが よく、
日本語表現の おもしろさを 体感。
ユーモアが あって わらえる絵本。
馬場のぼるさんの絵も このことば遊びに ぴったりです。
蛇足です が、絵本の かえるは、もっと多いですよ。
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※ 『 いまは むかし さかえる かえるの ものがたり 』 まつおか きょうこ 文、 馬場 のぼる 絵 こぐま社 1987年
【追記】
現在、 品切れのようです。 再販を 望みたい 絵本の ひとつです。 公立の 図書館には あると 思います。 『 かえるが みえる 』 ( こぐま社 1975年 )も おすすめです。