![](https://ehon.furuhashi-kazuo.com/wordpress/wp-content/uploads/2019/09/1-2-e1568436848761.jpg)
フワー
あくびが、つたわります。
あくびがうつりやすい人は、共感の能力が高いそうです。
・・・
かばが あくびをしたよ。
フワー
それを見て、
きりんに あくびがうつる
フワー
それを見て、
ぞうに あくびがうつる
フワー
![](https://ehon.furuhashi-kazuo.com/wordpress/wp-content/uploads/2019/09/2-e1568546596897.jpg)
さるに あくびがうつる
フワー
からすに あくびがうつる
フワー
・・・
運転手さんに あくびがうつる
フワー
お客さんに
工事のおじさんに
パパに
ママに
ぼくに あくびがうつる
フワー
おやすみなさい。グー
![](https://ehon.furuhashi-kazuo.com/wordpress/wp-content/uploads/2019/09/1-e1568546712318.jpg)
あくびは誰だってします。でも、絵本のようにはしていません。絵本のみんなは豪快にあくびをフワー。あくびの連鎖が続きます。最後はぼく。あくびがうつり、眠ります。おやすみなさい。あくびは、眠たいとき、退屈な時、寝起きにおきます。なんとなく平和なひとときです。
「眠くなるとあくびが出るのは脳の温度を下げるため」とチコちゃんに教えてもらいました(NHK「チコちゃんに叱られる!」)。
また、哺乳類以外にも爬虫類、鳥類などにもあくびが起こることが知られているそうです。ひと目で分かる飯野和好さんの絵。迫力のある表紙をはじめ、あくびを豪快に描いています。
・・・
※『 あくび 』 中川ひろたか文、飯野和好絵、文渓堂 1999年 (2020/6/22)