いろいろな動物のおとうさんが、子どもとあそぼうとしています。みんな 一生懸命。

でも、

ちょっと残念な おとうさんたちです。

・・・

 ゴリラの　おとうさんは

バーベルをあげています。

そこへ

子どものゴリラがやってきます。

子どもを　たかい　たかい。

でも、 子どもは バーベルのよう。

・・・

ペンギンの　おとうさんは

ゆきだるまを　つくってあげます。

「 いいのが　できたぞ 」。

子どもを よびますが、

ゆきだるまは ・・・

コロリン。

あれ？

・・・

 しろくまの 　おとうさんは ・・・

  わにの　 おとうさんは ・・・

  ぶたの 　おとうさんは ・・・

ひつじの　 おとうさんは

おにの　おめんを　かぶって

子ひつじを

びっくり　させようと　しています。

でも、からまわり。

・・・

ぞうの　 おとうさんは

かみひこうきを

えいっ！

しかし、

かみひこうきは　子どもに　ぶつかり、

子どもは

うえーん。

ちょっと　残念。

・・・

ライオンの　おとうさんは　

やきもちを　やいています。

子どもが

おかあさんの顔をかべに描きました。

おとうさんは

たてがみを　くわえて

自分の顔に。

ちょっと、笑えます。

・・・

どうぶつたちは、みんな人間のおとうさんのすがたです。おとうさんたちはひたむきで、愛情たっぷり。すてきな おとうさんです。

でも、

失敗したり、

くすっとわらえたり、

どこか間がぬけています。

いますね、 このようなおとうさん。

ユーモアがあり、親子でたのしめる絵本です。

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※ 『 おとうさんの　えほん 』　高畠純作　絵本館　1991年

『 おとうさんの　えほん　その２ 』 （  高畠純作　絵本館　1995年 ） も あります。