
電気は、どのようにつくられるのでしょうか。
かこさんの 科学の絵本です。
電気は 空からふる 雨がつくります
(ええーっ!)
ダムに せき止められた 水のちからで
発電所の みずぐるまを まわします
みずぐるまの 軸の 上のほうに
じしゃくが ついています。
水で みがぐるまが まわると
いっしょに じしゃくも まわります
じしゃくが まわると
そばにある 電線の なかに
じしゃくの ちからで 電気が つくられます
(そうなんだ)
電気は 電線を つたわって
家庭に おくられます
スイッチを いれると
電気は 電灯の ところまで やってきます
そして、あかるく 光ります
電気は 山でなくても できます
石油や 石炭を もやして
電気を つくります
石油や石炭で お湯をわかし 蒸気を つくります
蒸気は
いきよいよく じょうきぐるまを まわします
じょうきぐるまのさきに じしゃくが ついています
じしゃくが まわると
そうです
電気が 電線の なかに つくられるのでしたね
みずぐるまで じしゃくを まわしても
じょうきぐるまで じしゃくを まわしても
電気が つくれました

ほかの ちからでも 磁石を まわしても いいですね
どんな ちからで まわしたら いいでしょう?
風
潮の満ち引き
温泉の熱
原子のちから です
電気は 電灯だけでなく いろいろなものに つかわれています
どんなところに
どんなものに
つかわれているか さがしてくださいね
・・・
電気がどのようにつくられるのか、よくわかりました。水や石油、石炭からつくるというのは、子どもにとって、意外なことかもしれません。「じしゃくが まわると そばにある 電線の なかに じしゃくの ちからで 電気が つくらる」というのは、「電磁誘導」です。中学校2年生の理科で「電磁誘導」のことを学びます。
文章は、「そうです」「つくられるのでしたね」「さがしてくださいね」といった聞き手に呼びかけるような語り方です。聞き手を意識した、かこさんの文体の特徴です。「電気」「電線」「電灯」「石油」「石炭」「風」などの用語は、絵本では、ひらがな表記になっています。これも読者を意識した書き方です。
・・・
※『でんとうが つくまで』 加古里子文・絵、福音館書店 2018年 (2025/12/13)









