
3人の子どもたちが、家の塗り替えをする おはなしです。
出来上がった家は、はたしてどんな家になったことでしょう?
(なんとなく想像できますが)
土曜日の朝、
おかあさんが おとうさんに 言いました
「いえのぬりかえ、いつやってくださるの?
おねがいしたのは、もう、なんか月もまえよ」
朝ごはんのあと
おとうさんと おかあさんは 出かけることに なりました。
このあとおこったことを、さいしょにおもいつたのが、だれだったか
わたしは しりません
車庫に ペンキ はしご
物置に ペンキと はけ それも どっさり
台所に ふみ台
これだけそろえば、いえのぬりかえには、
じゅうぶんだとおもいませんか?
(このあと、語り手の「わたし」はしりぞき、子どもたちの会話で構成されています。子どもたちは、家をペンキで塗りはじめます)
まず、はじめは木のかべよ
ぼくは青だいすき
きいろもきれいだな
みどりってすてきよ!
おっとー! 気をつけろよ
オッチョコチョイ
からっぽだわ ほかのを、つかおうっと
すっごい 赤!
シャッターをぬるには、こつがいるのよ
へいも、ぬらなくちゃならないな
きれいないろ!
たくさんペンキを、つかったね!
さあ、すんだ。
こんどは かたづけよう
ぜんぶ、やることはやった!
うーん、すてきだ!
おとうさんとおかあさん、かえってきたら
きっとよろこぶね!
ええ、ええ、それは、よろこぶことでしょうよ!
・・・
家を塗り替える大仕事を、3人でしあげました。3人は大満足です。わたしもやってみたいと思う読者がいることでしょう。でも、いけないことをしていると思っているはず。「やってみたい」と「いけない」というこころの葛藤を感じながら、読んでいきます。
絵本は、語り手の「わたし」が状況を説明したあと。子どもたちの会話が続きます。この絵本紹介では、誰のセリフが明記しませんでしたが、誰の言葉であっても構わないように思いました。3人の一生懸命さが伝わります。最後にもう一度、語り手の「わたし」が登場して、「ええ、ええ、それは、よろこぶことでしょうよ!」と自分の思いを語っています。
・・・
※『きっとみんなよろこぶよ!』 ピーター・スピアー作、松川真弓訳、評論社 1987年









