
図書館の本たちのおはなし。
本が「読者に出会う」おはなしです。
夜の 図書館では、
本たちの おしゃべりが はじまります
でも、一冊だけ、さびしそうな本が います
ダスティーです
「だれも ぼくを よんでくれないや・・・
ぼくなんて、じぶんが なんのほんかも わからないんだ」
〈とりのずかん〉の ビリー
〈うちゅうのぼうけん〉の スージー
〈さんすうパズル〉の マルタ
〈とびだすえほん・パリ〉の ポールたちが
本好きの ソフィーに よんでもらおうと 作戦をたてます
ソフィーが くると
ポールが ダスティーを 彼女の前に つきとばしました
ソフィーが ひろいあげ
ページを ひらこうとしたとき
友だちの リンダが やってきて
ソフィーは リンダのほうへ いってしまいました
でも、ソフィーの弟の ジェイクが
「はくしょん!」と くしゃみを したとき、
ダスティーに 気がつきました。
あいていた ページに きょうりゅうの絵が ありました
ジェイクも ちょうど きょうりゅうの絵を かいていたのです!
ジェイクは よみはじめました
その本(ダスティー)を 借りました
読み おわっても
また はじめから 読みました
ともだちにも 〈きょうりゅうのほん〉の はなしをしました
ソフィーの ともだちにも
ママとパパの ともだちにも
図書館にかえった ダスティーは
ジェイクが いろんなところで よんでくれたことを
みんなに はなしました
「ほんとうに たのしかった
でも、ほかにも よんでくれるひとが いるのかな・・・」
「ねえ、みて」
マルタが ささやきました
ダスティーは もう 図書館の にんきものです。
〈とりのずかん〉のビリー、〈うちゅうのぼうけん〉のスージー、〈さんすうパズル〉のマルタ、〈とびだすえほん・パリ〉のポールという、たのしい名前の人物たちが登場しました。そのなかで、誰も借りてくれる人がいない、ダスティーがいました。でも、みんなの助けをかりて、〈きょうりゅうのほん〉のダスティーは、ジェイクというすてきな読者にであいました。ジェイクは、ダスティーを友だちに〈きょうりゅう〉のことをはなしています。
本を読むことは、ひとりで終わることではありません。「おもしろかった!」という気持ちは、誰かに伝えたくなるのです。
本は、ただ棚に並んでいるだけではありません。読者に出会い、読まれることで、その本の世界が生まれます。図書館には、まだあなたに出会っていない本が、きっとあります。そんな本との出会いを、探しに行きたくなる絵本です。
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※『ぼくはなんのほん?』 カロリーナ・ラべイ作、はせがわけい訳、光文社 2023年 (2026/9/7)









