リアルな描写が、
ありえない世界を うみだす!
( もう びっくり ! )
・・・
どの絵も
身近なものから
異次元の空間へ。
現実 と 非現実が
ひとつの画面に とけあい、
ひろがっていきます。
・・・
はじめのページ は、
橋が いつのまにか 帆船に。
つぎは、
水にうつる 木を のぼる と・・・
ほんものの 木に。
・・・
つぎのページは、
なんと、
橋脚が にんげんの曲芸で つくられて います !
こんどは、
あおい 風船が
あおい 空を つくる ?
・・・
つづいて、
木のうえに ある家が
地面にも つながっている。
ぶらんこは 空たかく まいあがる ?
ほんとうの 空へ・・・
・・・
空までとどく つみき ?
ジグソーパズルの なかの
ジグソーパズル・・・
地図の はしから 空へとぶ・・・
図書館の ドアから
おはなしの世界へ・・・
( これは なんとなくわかります。 )
・・・
じっと
絵を 見ていると
こわくなってきます。
想像力を かきたてられる 絵本です。
そして、
不安感も。
大人向けかもしれません。
・・・
※『 真昼の 夢 』 セーラ・L・トムソン作、 ロブ・ゴンサルヴェス絵、 金原瑞人訳、 ほるぷ出版 2006年
セーラ・L・トムソン作、 ロブ・ゴンサルヴェス絵、 金原瑞人訳の絵本には、『 終わらない 夜 』 ( 2005年 ほるぷ出版)、 『 どこでもない 場所 』 ( 2010年 ほるぷ出版 )が あります。 どちらも、現実と非現実が 一体になった世界をえがいた絵本です。