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エイモスさんと動物たちの交流を描いた心温まる絵本です。
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エイモスさんは、
朝の6時 動物園にはたらきに行きます。
仕事がいっぱいですが、
時間をつくって、ともだちのところへ出かけます。
ともだちの動物は、みんな少し変わっています。
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考えてばかりの ゾウ。
エイモスさんは、いっしょにチェスをします。
かけっこが得意の カメとは、競争です。
恥ずかしがり屋の ペンギンとは、一緒にすわってあげます。
鼻をズルズルさせている サイには、ハンカチを貸してあげます。
暗いのがこわい ミミズクには、本を読んでやります。
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ある日、
エイモスさんは病気になりました。
「きょうは おやすみするしかないか」
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動物園のみんなは、待っています。。
「エイモスさんは どうした?」
みんな、気になってしかたがありません。
午後になり
ゾウ、
カメ、
ペンギン、
サイ、
ミミズクはバスに乗り、エイモスさんの家に向かいます。
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「すごい! みんな、きてくれたのかね!」
ゾウとは チェス。
カメとは かくれんぼ。
ペンギンは エイモスさんの足を温めます。
![](https://ehon.furuhashi-kazuo.com/wordpress/wp-content/uploads/2019/09/エイモスさのともだち-1024x463.jpg)
サイは くしゃみをするエイモスさんにハンカチをくれました。
そして、みんなで紅茶を飲みます。
紅茶をいれたのはミミズクです。そして、本をよんであげます。
それから、明かりを消し、
みんなぐっすり眠りました。
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チェスをするゾウ、かけっこが得意のカメ、鼻をズルズルさせているサイの姿が笑えます。絵に遊びがあり、ユーモアがあります。動物たちを思いやるエイモスさん、動物たちのエイモスさんへの優しい気持ちがこころに残ります。病気の時や困った時に励ますのがともだちです。このようにありたい人間のすがたが典型的に描かれています。わたしたちの見たい世界です。
2011年のコルデコット賞受賞作品です。
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※『エイモスさんが かぜを ひくと』 フィリップ・C・ステッド作、エリン・E・ステッド絵、青山南訳、光村教育図書、2010年 (2020/3/8)