ごはんを炊いて、おにぎりができるまでの絵本です。
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ごはんを炊いて、
手のひらに
水をつけ、
塩をつけて、
ごはんを のせて
あつ、あつ。ふっ ふっ。
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ごはんをぎゅっ。
まんなかに、梅干。
ぎゅっ。ぎゅっ。
くるっ、くるっ、くるっ……
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ほら、できた。
海苔をまいて
さあ、おにぎり できあがり。
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はい、どうぞ。
海苔をまいたおにぎりが、とても美味しそうです。読者の子どもたちは、おにぎりを食べるまねをしてくれるのではないかと思います。海苔の質感がすばらしい。リアルで美味しそうなおにぎりです。文章も絵も無駄がありません。平山英三さん、平山和子さんご夫婦の作品です。
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※『おにぎり』 平山英三作、平山和子絵、福音館書店 1992年