
空から降った雨の水は、どこへ行くのでしょうか?
「水」に関する科学の絵本です。
「あっ、雨だ!」
この水は、どこへいくんだろう?
川から 海へ
海の水は 遠くまで ながれていく
海の水は、海の上から 下へ
海の下から 上へ
ゆっくり、しずかに 入れかわっていく
水は 旅をする
陽ざしに あたためられた 水は
小さな つぶになって 空気にとけこむ
水蒸気だ
あたためられた空気が 空にのぼる
そこに周りの空気が ながれこむ
空気が 動くと、風が うまれる
空気の中の 水は 風とともに 運ばれる
水は 旅をする
空の高いところで、水蒸気は 水や氷のつぶになる
つぶが あつまると、雲になる
つぶと つぶが あつまり
雨
水は 旅をする
地面の下を
草や木のなかを
動物の中を
森と海をつなぎ、生き物のいのちを つなぎながら
水は、増えもしないし、減りもしない。
水は、旅をしている
「ここ」と「どこか」を つないでいる
森から海へ、海から空へ、空から地面へ・・・
休まずに 地球を めぐっている
ぼくと 世界を つないでいる
・・・
絵本は、最後に「水」について、こう言っています。
「ここ」と「どこか」を つないでいる
ぼくと 世界を つないでいる
水を知ることは、世界とのつながりを知ることでもあります。水を通して、これまでとは違った世界が見えてきます。
巻末には、「水はどこから来たのか」「地球をめぐる水」「水を動かす重力」「水は運び屋さん」など、水についてさらに詳しく知るための解説が収められています。
子どもの頃、水が蒸発してなくなると、地球の水がなくなるのではと心配したことを思い出しました。でも、その心配は杞憂でした。地球上の水は姿を変えながら循環し、「38億年前からは、ほぼ水の総量は一定」です。
・・・
※『地球を旅する水のはなし』 大西健夫・瀧澤彩文、曽我市太郎絵、福音館書店 2017年 (2026/9/5)









