ふるはしかずおの絵本ブログ3

『ぴかっ ごろごろ』- 子どもは、これで雷博士です。

雷と稲妻のことを、やさしく解説した科学の絵本です。

   

    

いなずま 】 

   

暑い日

空気が あたためられ、

高い空まで のぼって いききます。

雲は 大きく大きく たかくたかく なり、

ひろがりながら くろく なっていきます。

   

高さが 15キロメートルくらいの 大きなものもあります

          

あたたまった空気は、

雲のところに 水分を はこびます。

水分は 気体(水じょう気)に なっています。

水じょう気は 水てきに かわります。

水てきには 

ほんのちょっぴり 電気が あります

   

   

雲は

数えきれない 水てきが あつまったものです。

だから、雲全体は、電気で いっぱいなのです。

   

 この電気の ながれが いなずまです

  

    

かみなり

   

いなずまに つづいて かみなりが なります。 

  

 ゴロゴロ ガラガラッ ドカーン

   

いなずまが おこると 

まわりの 空気を 外がわに つきとばします。

空気は 音が つたわるより はやく つきとばされ、

その前にでた 音に おいついて ぶつかり

大きな 割れるような 音が でます。

     

    

かみなりの おとで けがをするひとは ありません。

でも、いなずまは ちがいます。

   

火事を おこしたり、

木や 電信柱を おったり、

うま うしを ころしたり

にんげん だって しぬことがあります。 

 

    

かみなりが鳴ったら 】   

  

泳いでいるときは、水から でましょう

外にいたら 家に はいりなさい

かみなりが ちかいときは

電気ストーブ、電話機、窓、洗濯機、水どうの 

そばから はなれ ましょう

自動車の なかは 安全です。

     

野原に いたら

高い木のしたに いては いけません

できるだけ 姿勢を 低くしましょう

  

   

昔の人は、かみなりを おそれました。

稲妻は 神様が 怒っていると 思っていました。

かみなりの音は、神様の うなりごえだと 思っていました。

    

   

みなさんは、

かみなりや いなずまのことを 知っています。

どうしたら あぶなくないかも ちゃんと わかっています。

   

       ・・・

稲妻と雷とはなにか。稲妻と雷の音がどうして起きるか、その発生のメカニズムについて 科学的に解説しています。雷の音については、わかりやすいイラスト(上の絵)もあります。「こんなことまでは知らなかった」「こんな風には知らなかった」稲妻と雷についての科学の絵本です。

   

稲妻と雷の解説、稲妻の危険性、どうして身を守るかという論理の運びも自然です。科学の説明文として、すばらしい文章です。また、【いなずま】【かみなり】【かみなりが鳴ったら】は、説明の便宜のためにつけたもので、絵本にはありません。 

    

       ・・・

※『ぴかっごろごろ』 フランクリン・М・ブランリー文、エド・エンバリー絵、山田大介訳、福音館書店  1995年  (2025/3/15)

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