ふるはしかずおの絵本ブログ3

『はははのはなし』- 虫歯予防の絵本といったたら、この絵本

歯のはたらき、虫歯の原因、歯磨きのたいせつさを

やさしく説明した絵本です。

  

    

歯は 

たべものを 

前歯で こまかく 切り

奥歯で すりつぶし くだきます

たべものは おなかのなかで 「えいよう」になります

  

   

どうして 虫歯に なるのでしょうか?

   

 ごちそうを 食べたときに 歯のまわりに

 「かす」がつきます

    

 「かす」を えさにして

 「ばいきん」が ふえ

 歯を とかす 「さん」を つくります

    

 ほうっておくと 歯に あなが あきます

 これが「むしば」です

     

   

「むしば」に ならないためには 

歯の そうじです

それで 歯を みがくのです

  

     

歯は 

たべものの 「えいよう」で つくられます

なんでも たべること

じょうぶな からだ

元気に うんどうすることが たいせつです

    

もし、歯が 「むしば」だったら

たべものを かまなくなるでしょう

おなかの なかで 「えいよう」が とれません

 

  

ちいさいときの 歯は ぬけて

いちどだけ はえかわります

そのあとは もう はえてきません

   

  

あなたの 歯は いま なんぼん ありますか?

 子どもの歯は 20ぽん

   

  はははははははははは 

  はははははははははは

   

 おとなの歯は 32本です

    

  はははははははははははははははは 

  はははははははははははははははは

   

     

 「は」の字が ならんだので 

 これで おしまいです

    

          ・・・

1970年に出版された虫歯予防の古典的な絵本です。

歯のはたらき(機能)から、虫歯とはにか、虫歯予防の歯みがきのたいせつさ、栄養を取り運動して、じょうぶな体をつくること(歯と健康の関係)を順序よく、わかりやすく説明した絵本です。そして、「もし虫歯になったらどうなるか」を説明することで、歯のたいせつさの主張をつよめています。

       

かこさんには、虫歯の原因となるミュータンス菌を人物にした『むしばミュータンスのぼうけん』(童心社 1976年)という、ちょっとかわった絵本があります。ミュータンスが、語り手となり、「わし」と言って出てきます。虫歯になるように、ミュータンスにすすめられればすすめられるほど、読者( 子ども )は、ミュータンスの立場を否定することになるという、手の込んだ表現方法による虫歯予防の絵本です。

          ・・・

※『はははのはなし』 加古里子文・絵、福音館書店 1972年  (2026/2/17)

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