
チンパンジーの研究で有名な動物行動学者、ジェーン・グドール(1934-2025)の子ども時代を描いた絵本です。
ジェーンは
おとうさんから
チンパンジーの ぬいぐるみを もらいました
名まえは ジュビリー
ジェーンは いつも ジュビリーと いっしょです。
外で 遊ぶのが だいすき
鳥、くも、りすを
飽きることなく 見つめ
庭で見つけた 花、虫、動物を しらべ
にわとりが たまごを 産むのところを 観察したり
ブナちゃんと名づけた 木に のぼることが 好きな子でした
ターザンの本も だいすき
わたしも アフリカに すみたいな
ジェーンの ゆめは ふくらみました
たくさんの どうぶつと なかよくなって
こまっている どうぶつが いたら
たすけて あげよう
ジェーンは、
ジュビリーに おふとんを かけ
お祈りしてから ねむりました
まいばん そうしました
そして
ある あさ・・・
ジェーンの ゆめは、かなったのです
(アフリカで、チンパンジーと触れ合うジェーンの写真があります)
・・・
ジェーンは、動物が好きなだけでなく、身近な生きものをじっと見つめ、「どうしてだろう」と自分で確かめることが好きな子どもでした。ターザンの本を読んで思い描いた世界と、身近な生きものをじっと見つめる日々の二つが、結びついて、アフリカへの夢がふくらんでいきます。そして・・・
「ジェーンの ゆめは、かなったのです」。
動物への愛情とものごとをじっくり観察する姿勢が、のちのチンパンジーの研究へとつながっていったのでしょう。幼いころの夢と好奇心が、後の人生を方向づける大切な出発点になりました。
・・・
※『どうぶつがすき』 パトリック・マクドネル作、なかがわちひろ訳、あすなろ書房 2011年 (2026/10/21)









