ふるはしかずおの絵本ブログ3

『やさい』- おいしそうなやさいたち

『くだもの』の作者・平山和子さんの絵本です。

野菜が、みずみずしく描かれています。

 

      ・・・

はたけで そだった だいこん。

    

 やおやさんに ならびました。

 ふとった だいこんですよ。

 

  

はたけで そだった きゃぺつ。

    

 やおやさんに ならびました。

 やわらかい きゃべつですよ。

    

   

この後、

おなじ形式で

とまと、ほうれんそう、さつまいもが紹介されます。

   

とまとは とりたて。

ほうれんそうは、おいしい。

さつまいもは、あまい。

    

   

さいごは、

   

 やきいもにして、「いただきまーす」

    

         ・・・

畑で成長した野菜、八百屋さんにならんだ野菜は、手にとって見たくなるほどリアルに描かれています。トマトなどは、食べたいと言う子もいることでしょう。また、だいこん、とまと、さつまいもは、スーパーなどで売られているのとは違って、すこし、いびつなものもあります。

           

「はたけで そだった ~ 」、「やおやさんに ならびました」の文が、リズムよく繰りかえされています。野菜が育つのは畑です。子どもたちが、野菜と出会うのは、八百屋さんやスーパーでしょう。る。ですから、「はたけで そだった ~ 」の文がいきてきます。

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※『やさい』 平山和子作、福音館書店 1982年 (2023/11/12)

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