
仲間外れのあおいろペンギン。
あおいろペンギンに話しかける、ちびペンギンの自然な態度に学ぶことがありました。
南極に
あおいろの ペンギンが うまれました
「ほんとうに ペンギン」
「わたしたちとは 色が ちがうね」
みんな、あおいろの ペンギンから はなれていきました
ひとりぼっちの ペンギンは
夢を みました。
うつくしい しろい クジラが やってきて
助けだしてくれる 夢です
あおいろペンギンは、クジラの歌を つくり
毎朝 うたいます
ある日
ちびの ペンギンが
あおいろペンギンに はなしかけました
「あなたの その歌、おしえて」
ふたりは いっしょに 歌ったり あそんだりしました
あおいろペンギンは あたらしい歌を つくりました
それを聴いた みんなが あつまってきました
「とても いい歌だ」
「わたしたちも うたいたい」
そのとき
しろいクジラが あらわれました
「わたしを よぶ歌が きこえたので やってきた」
「ぼくだよ、よんだのは」

あおいろペンギンは
クジラにのって どこかに 行こうとしますが・・・
みんな、くちぐちに いいます
「いかないで」
「きみは わたしたちの ともだち」
あおいろペンギンは、
クジラに おれいを いいました
そして、
みんなの方を むいて 言いました
「あたらしい歌を うたおう、ともだちの歌を」
・・・
読者は、みんなと色が違うだけで、仲間はずれになれてしまうことに疑問をもつことでしょう。「なかまに入れてあげればよいのに」という思いです。さいごに、みんなといっしょに「ともだちの歌」をうたうことに、きっと満足をおぼえて、読み終わることと思います。
色(外見)で仲間外れすることがいけないことも学びます。
氷の世界のなかの吹雪のようす、ペンギンの群れ、赤い太陽、シロナガスクジラの目がとても印象的です。
・・・
※『あおいろペンギン』 ペトル・ホラチェック作、青山南訳、化学同人 2021年 (2025/9/6)









