ふるはしかずおの絵本ブログ3

『 はろるどの ふしぎな ぼうけん 』-ぼくは いつもと おんなじ さ!

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空想 と  現実が  ひとつになった 

はろるどの  世界です。

  ( とても  かわいい  はろるど。 )

      ・・・

かべに  絵を  かきたく  なりました。

はろるどは、     

むらさきの  くれよんで、 

 いえ

 もり

 おか

 みち

 つき を  かいて    いきました。

     ・・・

すると、

はろるどは、

いつの間にか  絵のなかへ。

はろるどは、

まちを  みおろす  巨人です

   ( 絵の なかで )

     ・・・

丘を  ひとまたぎ、

海を  わたり、

高い  やまを  越え、

  あっ!

はろるどは、

あやうく、

飛行機に  ぶつかりそうに  なりました。

はろるどの  ふしぎな  ぼうけんです。

  ( 絵の なかで )

     ・・・

こんどは  線路。

遠近法を  使った 絵の  なかで、

線路は  どんどん   おおきくなっていきます。

ひなぎくも  おおきい。

でも、

はろるどは、 そのまま。

いつのまにか、

ひなぎくの  はんぶん 

小鳥よりも  ちいさい  はろるど !

  ( 絵の なかで )

     ・・・

どう  やって、  帰ったら   いいのでしょう ? 

はろるどは、

小石に  腰かけて  考えます。

そして、

気が  つきました。  

「 なんだ、  こりゃ   ただの   えだよ ! 」( 笑 )

 ぼくは  おおきくも   なけりゃ、  ちいさくも   ないさ。   いつもと   おんなじさ ! 」

    ・・・

はろるど は

絵の    なかで、

おおきく  なったり

ちいさく  なったり。

わたしたち は

現実の  なかで、

おおきく  なったり

ちいさく  なったり 

かも  しれません。

     ・・・

※ 『 はろるどの ふしぎな ぼうけん 』 クロケット・ジョンソン作、   岸田衿子訳、   文化出版局     1971年

【追記】

私が読んだ、はろるどの 絵本は、 他に 『 はろるど まほうの くにへ 』 ( 1987年 ) と 『 はろるど と むらさきの くれよん 』 ( 1987年 ) が あります。  どちらも岸田衿子訳で、 文化出版局の出版です。  アニメーションにも なっています。 動きの ある 『 はろるどの ふしぎなぼうけん 』 も  面白い作品で した。

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