アメリカを代表する女性画家ジョージア・オキーフ( 1887年 ~ 1986年 )の伝記絵本です。
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わたしは 何を したいか、わたしは いつも わかってた・・・
( ジョージア・オキーフ の 言葉 )
12歳で、わたしは決意します。芸術家になるのだと。
わたしが したことは、人のしないこと だった。
シカゴで
ニューヨークで、美術学校へ。
そして、
わたしは、広い世界の中へ。描きたい絵を描きたかったから。
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わたしは描いた。
ゆうぐれ
空
摩天楼の窓から見えるもの
都会のなかの 庭
カメリア
ポピー
ペチュニア
アイリス ・・・
砂漠
砂漠で見つけた 骨
ペダナル山を。
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わたしは、どこでも描いた。
テキサスの大平原で、
くるまをアトリエにして、
冬のさむさの中でも、
風の日も、
さばくで
ねとまりして。
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ジョージア・オキーフの絵にむかう情熱、
信じた道を進む彼女のつよい生きかたが、つたわってきます。
わたしが存在感をもっています。題名のとおり『 私、 ジョージア 』( MY NAME IS GEORGIA ) なの です。
また、翻訳は常体の文章体ですが、きびきびした印象で彼女の生き方にぴったりです。
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※ 『 私、ジョージア 』 ジャネット・ウインター文・絵、長田 弘訳、みすず書房 2001年 (2015/8/12)