モノクロの 写真。
イーラの 写真絵本 ( 1954 年 ) です。
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おかあさんぐまが、
こぐまたちに いいました。
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いまから ハチミツを とりにいってくる。
すぐもどるから、おまえたちは
ここで まっておいで 。
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でも、
こぐまたちは、
外へ とびだしました。
( こぐまです からね。 )
草原で、
おいかけっこ、
かくれんぼ、
木のぼり。
でも、
きがつくと
迷子に。
こうし や
うまに たずねても、
おかあさんは みつかりません。
カラスは こぐまたちを しかりました。
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つかれた こぐま は
一眠り。
( こぐまたちは どうなるのでしょう )
カラス が
おかあさんを 案内し、
親子は
ぶじに 再会です。
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のび のび
いき いき
こぐまたち。
かれらを 見つめる
カメラの 目。
そして、
読者の 目が かさなっていきます。
写真家の イーラ( 1911 ~ 1955年 )が、
ストーリーも てがけた 唯一の作品。
文 と 写真が ぴったりです。
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※ 『 二ひきの こぐま 』 イーラ 作 松岡享子 訳 こぐま社 1990年 ( 初版は 1954年 )
【追記】
イーラの写真絵本、
『 ねむい ねむい ちいさな ライオン 』 ( 徳間書店 2009 年 )、
『 せかいを みにいった アヒル 』 ( 徳間書店 2009 年 )。
どちらも、 マーガレット・ ワイズ・ブラウン文、 ふしみみさを訳です。