ふるはしかずおの絵本ブログ3

『 リンカーン ゲティスバーグ演説 』- 3分間のスピーチでみちびく未来
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人民の 人民による 人民のための 政治

この有名な 演説で

できている 絵本です。

・・・

リンカーンの 演説は、

たった、

272語 の テクスト。

時間にすると、

たった

3分間 のスピーチ でした。

・・・

演説 は、

1863年11月19日、

ゲティスバーグ 国立戦没者墓地 の

奉献式で 行われました。

・・・

建国の精神 の

「 自由 」と

「 すべての 人間は 平等に 創られている 」

という原則を 説き、

この国 の 永続のために 戦い、

命を おとした ひとびとの

栄誉 を

ほこらかに たたえています。

・・・

そして、

われわれの 使命とは なにかに

すすみます。

・・・

誉ある 死者たちから、   私たちは

かれらが  最後の最後まで  身をささげた 理想に対する

いっそうの  献身を  受け継がなければなりません

これらの  死者たちの死を  空しく しないよう

私たちは  決意を 堅く しなければなりません

創造主の もとで、  この国が

市民の 自由の  新しい誕生を、 手にできるように

そうして

人びとを、  人びとが、  人びとの ために

 自ら 律する 国の  あり方を

 この 地上から  消滅させない ために

・・・

リンカーンの この演説は、

日本国憲法の 前文にも 繋がっています。

そして、

いま

ここに いきる

わたしたちが なすべきことを 示しています。

・・・

戦争の ふかい悲しみから うまれた

ことば。

わたしたちより ながく いきる

ことば。

ことばの ちから を 感じます。

・・・

※ 『 リンカーン ゲティスバーグ 演説 』  マイケル マカーディ作   長田 弘訳   みすず書房  2002年  小学校高学年・中学生向き

【 追記 】

詩人、評論家、児童文学者、翻訳家の長田弘さんは、5月3日に お亡くなりになりました。

「 書かれた文字だけが 本ではない。/  日の光、星の瞬き、鳥の声、/  川の音だって、本なのだ。 」 (  長田弘 「 世界は一冊の本 」の一節 晶文社 )。 身のまわりの ありとあらゆる ものごとに、  できるだけ 深い意味を見いだそうと  語っている詩です。  もちろん、子どもも「本」なのです。

また、 表紙カバーに、 作家 E・L・ドクトロウ の 言葉が ありました。

「 われわれは 子どもたちに、 子どもたちのものであるべきだという理由で、 ゲティスバーグの演説を、 ちゃんと 手渡すことが できなければならない 」。

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