上野動物園は、みなさん、よくご存知でしょう。
でも、
「したの どうぶつえん」 もあるのです。
「うえの どうぶつえん」の下に。
( うん? )
・・・
さっそく、入ってみましょう。
かばばす、
くまくるま、
とらとらっく、
ばくばいくが、
「したの どうぶつえん」の前にとまっています。
しゃれ、 だじゃれ の言葉あそびです。
「したの どうぶつえん」には、不思議などうぶつがいっぱいです。
・・・
ご紹介しましょう。
しまぶた、
しまうし、
のこぎりん、
きりんご ( きりん? の模様が、りんごです)
・・・
・・・
れいぞうこぞうは、「象」と「冷蔵庫」が合体。( うーん )
ぞうじきは、「象」と 「掃除機」が 合体。( 笑 )
らいろんは、「らいおん」と「アイロン」が 合体。( 爆笑 )
かばちゃは、「かば」と「かぼちゃ」が 合体。( おみごと )
( どんな動物になっているかは、 絵本を見てください。 )
じーぱんだは、ジーパンをはいた ぱんだ。
たんぱんだは、短パンをはいた ぱんだ。
まんごーりら は ?
りんごりら は ?
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とのしし は、「これ ちこうよれ」。ちょん髷をつけて威張っています。
もしもしかもしか は、「もし もし」。携帯電話をかけています。
ばいばいそん は、「ばいばい またきてねー」と言っています。
「常識や固定観念の枠組みから意図して脱出するのが ユーモアであり、ユーモアを感じたり表現したりするセンスが、ユーモア感覚である。」「ユーモアは・・・意図して常識をはずれることが、おかしさとして表れるのである。」
織田正吉 『 笑いのこころ ユーモアのセンス 』 岩波書店
笑える「どうぶつえん」をはじめて体験しました。行ってみたくなります。そして、ほんものの上野動物園にも。
常識があるから、ユーモアを楽しめます。子どもたちは、このユーモアをきっと楽しんでいることでしょう。大人も楽しめる一冊です。
あきびんごさんには『したの すいぞくかん』『あいうえおん 』(くもん出版)もあります。
※ 『 したの どうぶつえん 』 あきびんご くもん出版 2008年