『 いぬが いっぱい 』 は、
「 あかちゃん絵本 」ですが、
子どもの見方を 教えてくれる 絵本です。
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絵本のなかの「いぬ」は、性格、色、大きさ、状態が違います。
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おりこうな いぬと
いたずら いぬ
しょんぼり いぬと
げんきな いぬ
のんびり おひるね
せっせと おしごと
はらぺこ いぬと
おなかいっぱいの いぬ
いぬが いっぱい
みんな いっしょに
わんわん
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「 おりこう 」、「 いたずら 」な性格、性質、
「 しょんぼり 」
「 げんきな 」
「 のんびり 」
「 せっせと 」「 はらぺこ 」「 おなか いっぱい 」 の犬の状態。
いろいろな 種類の 犬、
いろいろな 性格の 犬、
いろいろな 状態の犬が 全部でています。
大きさ、形、色もちがいます。それが、絵によって表現されています。
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もちろん、人間の場合も同様です。人種、性格、状態( 様子 )の違いがあります。題材は「いぬ」ですが、子どものことにも当てはまります。子どもたち一人ひとりが、みんな、ちがいます。
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そして、みんな いっしょに わんわん 。
「 わんわん 」は、
すべての犬に 共通すること。
「 わんわん 」という言葉を使わずに、「 いぬ 」を定義することは、難しいことです。
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さて、子どもも、みんなちがいます。
でも「 みんな、いっしょ 」。
その「 いっしょ 」のところは、いったい何でしょうか ?
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スカールさんには 『 ねこが いっぱい 』 ( やぶきみちこ訳、 福音館書店 ) という絵本もあります。ねこがお好きな方は、 こちらをどうぞ。
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※『 いぬが いっぱい 』 グレース・スカール作、やぶきみちこ訳 福音館書店 1986年 (2013/8/22)