ふるはしかずおの絵本ブログ3

『いっしょならもっといい』- お店屋さんごっこもみんなでするから楽しい

誰かと一緒にいることの楽しさ、おもしろさを やさしく語ります。

     

  ぼく ひとりで あそべるよ

  でもね ふたりなら、もっとたのしくなる

  ほらね

    

「ほらね」と言っているのは、

ふたりで シーソーを しているからです

  

    

手紙も、ふたり いるから たのしいんだ。

読んでくれる子がいるから。

荷車も、押してくれる 子がいると 楽。

ブランコも ぼくが おしてあげれば ぐいーんと こげちゃうよ。

ボートも ふたりで 漕げば 遠くにいける。

   

 

お店屋さんごっこも ふたりいたら たのしいね。

   

 「くださいな」

 「はい、いらっしゃい。なにに しますか」

 「これください」

 「ありがとうございます。おつつみしますね」

    

 

ボールで遊ぶときも、

おにごっこも、

かけっこも、

かくれんぼも

ほんをよむのも、

ふたりなら、もっとたのしい。

さんにん

よにん

もっと ふえたら

    

 みんなで うたって

 てと てと つないで

 もっと もっと たのしくなる

     

      ・・・

あたたかみのある絵本です。

また、ぼくが語りかける一人称視点です。読者と等身大の「ぼく」が語ります。文章に、テンポとリズムがあります。ひとりでも楽しいことは、たくさんあるけれど、だれかといっしょに共感しあえたら、喜びはさらにおおきくなります。

     

ルイス・スロボドキン(1903~1975)は、アメリカの絵本作家で『たくさんのお月さま』でコルデコット賞受賞(1944年)しています。

  

つづけ読みとして、『世界にパーレただひとりだけ』(イェンス・シースゴール作、  アンネ・ウンガーマン絵、  山野辺五十鈴訳、 偕成社)をすすめます。世界にひとりだけになったらという、ファンタジーの絵本です。

           ・・・

※『いっしょならもっといい』 ルイス・スロボドキン作・絵、木坂涼訳、偕成社 2011年 (2024/6/8)

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