![](https://ehon.furuhashi-kazuo.com/wordpress/wp-content/uploads/2024/04/-e1714012806761.jpg)
あかちゃん絵本の定番です。
・・・
ふうちゃんが
ひとりで
いいおかおを していました
そこへ
いいおかお
みせてって ねこが きました
にゃー
ねこも まねっこして
いいおかおを
しました
「いいおかお、みせて」って来たのは、
いぬ
ぞう
おかあさんも やってきて
おや みんな
いいおかおねって
みんなは
おかあさんから もらった ビスケットを たべて
![](https://ehon.furuhashi-kazuo.com/wordpress/wp-content/uploads/2024/04/いいおかお①-scaled.jpg)
ああ おいしい
おいしい
おいしいは
どーこ
・・・
『いないいないばあ』の松谷みよ子さんと瀬川康男さんのあかちゃん絵本です。
やってきた動物たちが、ふうちゃんといっしょに並んでいきます。ページ毎に動物がふえていきます。
読者は、いぬ・ねこ・ぞうを知っていることでしょう。また、くりかえしの表現は、シンプルでリズミカルです。何回も読むことで、「こうすれば」「こうなる」という次の場面への予測もできるでしょう。そして、ぼく、わたしの思ったとおりの展開になります。それが、うれしい読者の赤ちゃんです。
「にゃー」、「わんわん」のオノマトペ、たべもの(ビスケット)もでてきます。ビスケット食べているみんなは、すてきな顔をしています。
子どもたちも、登場人物とおなじように、「いいおかお」をしてくれることでしょう。あかちゃん絵本に大切な基本要素を備えた絵本です。
・・・
※『いいおかお』 松谷みよ子文、瀬川康男絵、童心社 1967年 (2024/4/28)