ふるはしかずおの絵本ブログ3

『朗読詩 ひろしまの子』

四國五郎(1924-2014)の反戦平和の詩「ひろしまの子」の絵本です。

  

 

 あなたのとなりを見てください 
 ひろしまの子がいませんか
 

 ひろしまの子は 丸顔です

 すんだひとみを しています・・・

 

 

   (ひろしまに暮らしていた子どもたちのうえに

   1945年8月6日 午前8時15分

   原子爆弾が、落とされました)

  

  

小さな子どもたちは 広島の街のなかで 死にました

いっしゅんに とけて

飛ばされ ちぎれて

建物に おしつぶされ

防火用水の なかで

お母さんの名を よびながら

一番むごたらしい死にざまで 死にました

  

   

ひろしまの子は あの日のままです

おなかをすかせたままです

   

   

あなたのとなりを 確かめてください

そこに ひろしまの子がいます

    

  

あなたの目で うなずき返してやってください

ひろしまの子に わかるように 

  

 けっして再び

 あやまちはくり返さないと!

 けっして 許さないと!

 

            ・・・

1980年8月6日、広島で行われた原水爆禁止世界大会のために作られ読まれたのが、「朗読詩 ひろしまの子」です。詩の原文は巻末にあります。詩を要約して紹介してよいのだろうかと考えましたが、ここから、この絵本と詩にすすんでほしいと願います。

             

画家の長谷川義史さんは、ひろしまの子どもをたくさん描いて、この詩に応えました。絵本に描かれたかれらが、この街で生きていたことを実感します。

      

この絵本をだされた出版社に敬意を表します。

     

          ・・・

※『朗読詩 ひろしまの子』 四國五郎詩、長谷川義史絵、BL出版 2025年 (2025/11/11)

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