ふるはしかずおの絵本ブログ3

『ともだち』- なかまが2人から3人になるとき

エト ぼくは、大のなかよしです

きょうも、だんボールばこのなかに はいって あそびます

    

だんボールを つかって

ふたりで

おうさま ごっこ

かいぞく ごっこ

うちゅうし ごっこ

    

 「ふたり いっしょ」が だいすきな ぼく

    

ある寒い日

しらない おとこのこが 

だんボールばこを ひっぱって やってきた

   

 「なかまに いれてくれる

     

その子の なまえは シュー

エトと シューが、いっしょに あそぶとき

ぼくは

なんだか 仲間外れになったみたいな 気がした

     

ぼくは

だんボールばこを ぐちゃぐちゃに つぶしてしまった

    

エトとシューが さそいにきても ぼくは いかなかった

もう おかになんか いくもんか

     

 

ある日

シューの声が した

 

 「いいものを つくったから みにきて!」 

    

それは

旗が たっていて

ガラガラ 音がでる あきかんが ぶらさがり

車輪まで ついている

だんボールの くるま

   

 こんなの みたことないよ! きせきのくるまだ!

    

ぼくたちは くるまで あそんだ

    

ぼくは シューが すきになった

シューって 

おもやりがあって おもしろいし

こわいものしらずで ゆうかん

      

さんにんで あそぶと すっごく たのしい!

   

 「さんにん いっしょ」って いいな!

   

             ・・・

友達を受け入れるまでのぼくのこころを温かくみまもる絵本です。2人から3人の友だち関係になるには、「ぼく」が体験したような葛藤が生まれることがあることに気づました。でも、3人になれば、遊びが、もっとダイナミックになります。3人のだんボール遊びは、だんボールの車あそびにおおきく発展しています。

     

友だち関係をひろげ、一歩ずつ成長する子どもたちを描いています。

   

 「さんにん いっしょ」って いいな!

  

       ・・・

※『ともだち』 リンダ・サラ作、ベンジー・ディヴィス絵、しらいすみこ訳、ひさかたチャイルド  2024年  (2026/1/10)

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