ふるはしかずおの絵本ブログ3

『たろうのひっこし』- 「みんなで あそべる おへや」とは


たろうが 

おかあさんに じぶんの部屋がほしいな、というと、

おかあさんは ふるい赤いじゅうたんを もってきました。

  

 「このじゅうたんを ひろげた ところが たろうの おへやよ

   

たろうが

階段の したに じゅうたんを ひろげると

ねこの みーやが やってきました

   

 「わあ、すてき」

 

窓が あったら もっと いいのにな、と

みーやは 言いました。

    

たろうは、

じゅうたんを まるめて、お引っ越し

窓の したに じゅうたんを ひろげました

   

   

いぬの もろーが いいました

 

 「いいな、たろうちゃんの おへや!

 でも、ぼくは おうちに はいれないから つまらない」

   

たろうは、また お引越し

いぬごやの 前

   

   

つぎは、あひるの があこ

かあこが おひさまがほしいと いうと

みんなは、庭に お引越し

   

にわとりの こっこが 二かいだったら もっといい、というと

とりごやの 上に お引越し

  

 

まちゃんが やってきて 言いました。

  

 「わあ すてき! ・・・みんなで あそべる おへやだったら

  もっと もっと いいのにな」

    

   

たろうと みんなは、桜の木の したに お引越し

  

 「ほーら まみちゃん、ここなら みんなで あそべるよ」

   

おへやに あがると

みんなで 

まみちゃんが もってきた ケーキを たべ

おかあさんが もってきてくれた ジュースを のみました

 

              ・・・

1まいのじゅうたんが、いろいろなところで、お部屋になりました。そこは、それぞれのどうぶつたちが求めていたところでした。さいごは、まみちゃんの言う「みんなで あそべる おへや」になりました。満開の桜のしたのお部屋です。みんなでお花見、たのしそうです。

  

子どもたちは、じっさい、じゅうたん一枚でも遊べことでしょう。子どもの遊び心を刺激します。  

        ・・・

※『たろうのひっこし』 村山桂子作、堀内誠一絵、福音館書店 1985年  (2025/8/21)

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