ふるはしかずおの絵本ブログ3

『てと てと てと て』-みんなのこころを むびつける手

 

ては、 いろいろなことができます。

顔をあらったり、 ごはんをたべたり、 ボタンをはめたり、絵をかいたり・・・

でも、 それだけかな?

 ては、 楽器

 ては、 道具

 てで、 遊ぶ

 ては、 言葉

 手話をつかって、 おはなしもできます。

 ては、 点字を読めます。

 ては、 「はなす」ことも、 「読む」 ことも できるのです。

     ・・・

拍手するて。

ては、 気持ちを伝える。

力をあたえる。

大好きな  ひとと  てを つなぐ。

みんなで  てを つなぐ。

気持ちが、 つながり、 ふくらみます。

手は、

みんなの こころを むすびつけるのです。

     ・・・

 もしかしたら

 ては

 こころが

 でたり

 はいったり

 するところ

 なのかもしれない。

    

すてきな ことばです。

洗練された 文章。

絵の構成に リズムを 感じます。

また、 子どもたちの 生きいきした表情も 魅力的です。

文章にないことも、絵で表現。

絵と文の 相乗効果です。

点字、

指文字も あります。

本作りのうえでも、 工夫のある絵本です。

読んであげるなら、 3・4歳から。

     ・・・

※ 『 てと てと てと て』 浜田佳子作、 福音館書店 2008年発行

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