いろだまが ころ ころ ころ
あか
あお
くろ
みどり
きいろ
むらさき・・・
さまざまな いろの 玉が ころがります。
・・・
かいだん みちを ころ ころ ころ
あかい みちを ころ ころ ころ
でこぼこ みちを ころ ころ ころ
坂みちで 落ち
あらしの みち
山みち
すへりだい
ころ ころ ころ ころ ころがって
さいごは
しゅうてん
・・・
1歳から たのしめる 絵本です。
子どもは うごくものが 大好き。
目で 追いかけてみましょう。
ほんとうに 動いているようです。
ころ ころ ころの 音を つくって みましょう。
ころ ころ ころの 音のイメージは、
なんだか、
明るい感じです。
でも、ところに よっては 暗い感じも。
ころ ころ ころの 心地よい リズムとテンポ。
ゆっくりした テンポ
はやい テンポを
場面によって 使いわけてみます。
・・・
また、 ころ ころ ころの 調子を かえてみましょう。
ちからづよい
しずかな
たのしい
うきうきした
かなしい
たかい
ひくい、 ちいさい、 おおきい、 はげしい 声で・・・
読みかたりの たのしい 絵本です。
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かいだんを くだる 玉。
おちてしまう 玉。
嵐で 舞い あがる 玉。
すべりだいを ころがる 玉。
元永定正さんの 絵も おもしろい。
さいごは?
「 しゅうてん 」 。
はっきり とした 結末です。
さまざまな経験をするいろだまのすがたは、おとなの目から見ますと、終点にむかう人生そのものです。
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※ 『 ころ ころ ころ 』 元永定正作、 福音館書店 1984年発行