いもうとが うまれた ピーター。
ピーターの 心のなかの 葛藤と
かれの成長が えかがれます。
・・・
ピーターが、
つみきの ビルを
完成させようと したら・・・
が しゃ ん !
・・・
しいーっ。
もっと、しずかに あそんでね。
うちには、うまれたての
あかちゃんが いるのよ。
・・・
以前 は
ぜんぶ ピーターの ものだった
ゆりかご、
いす、
ベッド。
みんな いもうとの ために
ピンクに ぬられて いきます。
・・・
ぬられて いないのは、
ちいさな あおい いす。
ピーターは、
そのいすを もって
いぬの ウィリーと 家出 ?
を することにしました。
やっぱり ここが いいや。
・・・
それは、自分の 家の まえ。 ( 笑 )
いすに すわって みますが、おしりが いすに はいりません。
ピーターは おおきく なったのです !
・・・
かなしいとか、
さびしいとか、
いやだとか、ピーターの こころを 説明する ことばは ありません。
でも、
ピーターの 行動から、
ピーターの こころが わかります。。
さいごは、もちろん、ピーターは いもうとのために いすを ピンクにぬってあげます。
コラージュの 技法で 描かれた絵。
壁紙、
カーテン、
あかちゃんに かけられた レース。
魅力的なキーツの絵です。
・・・
※『 ピーターの いす 』 エズラ・ジャック・キーツ作、 木島始訳、 偕成社 1969年