歌に合わせて、こぶたが パンツを ひとりではきます。
絵は、『100万回生きたねこ』の佐野洋子さん。
文(歌詞)は、俳優の岸田今日子さんです。さいごに、譜面がついています。歌ってみましょう。
・・・
パンツはね
はじめに かたあし
いれるでしょ ♪
それから
もう かたっぽ
いれるでしょ
それから
きゅーっと
ひっぱって
そこまで できたら
たちましょう ♪
そうして うえまで
ひきあげて
つっかえたらば
できあがり
あーあ
せっかく はいたのに
うらがえし ♪♪
・・・
幼児絵本シリーズの一冊です。ユーモアもあって、ファーストブックに最適です。うたは、岸田今日子さんがお子さんに歌ってあげたものでした。岸田さんの個性あふれる声を想像すると、なんだか楽しくなってきます。また、佐野洋子さんは、パンツをはく人物をこぶたで描きました。愛らしい表情と姿のこぶたに心ひかれます。ゆったりとしたふんいき、ユーモアがあります。岸田今日子さん(1930年-2006年)と佐野洋子さん(1938年-2010年)のお二人は、このような面白い絵本を残され、旅立たれました。
※『 パンツの はきかた 』 岸田今日子作、佐野 洋子絵、 福音館書店 2011年 (2017/6/6)