おんなのこの　たのしい一日です。

　　　

　　　　　　・・・

　さあ、おきる　じかん！
　きょうは　なにを　しようかな。

　なにを　きるか　きめなくちゃ

　どれにする

　　

半ズボン、花のかんむり、きもの、ふわふわコート、すてきなくつ、タンクトップ，しましまシャツ、マント、ジーンズ、スニーカー・・・・

　　　

　

　かみは　どうする？

　　　

　　　

みつあみつなぎ、おかっぱ、アフロ、サイドテール、ドレッドヘア、おだんご、カーリーリーゼント、ボヘミアン、のばしっぱなし・・・

　

　

　あっ、そうだ！

　あさごはん　たべなくちゃ

　　　

　　　

パンケーキ、バナナ、まめいりごはん、ミルク、ジュース、トースト、ヨーグルト、オレンジ、ピザ、ゆでたまご、めだまやき・・・・

　

　

どこへ　いく？

（くりかえしです。いろいな選択肢があります）

どうやって　いく？

すきなだけ　花を　つむっていうのは　どう？

　

おひさまがでたら　みずあそび

どの　アイスが　すき？

　　　　

　雨がふったら　なにをする？

　わたしの　へやに　あるもの

　おんなじ　もの　もってる？

　家のなかで　できることは？

　

　

わたしは、絵本を読む、と言っています。

こんな動物が出てくる絵本

　

キリン、クジラ、チーター、ライオン、ネコ、ノウサギ、ウミガメ、ゴリラ、フラミンゴ、アルマジロ・・・

　

　

　どの　パジャマで　ねたい

　きょうも　いっぱい　あそんで　たのしかった

　
　あしたは・・・

　なにを　しようかな？

　　　　

　　　　　　　　・・・

朝の目覚めから、夜眠りにつくまで、おんなのこは、たくさんのことをしようとしています。その選択肢もたくさんあります。たのしい一日が始まりました。

　　　　

語り手に「どれにする？」と言われると、読者は、きっと「どれにしようかな」とおはなしに参加して、したいことを選ぶことでしょう。また、絵本を読むたびに、違った選択をすることができます。数え切れないほど、たくさんの可能性があります。そのたびごとに、違った想像も生まれまるでしょう。

　　　

子どもには、絵本のように、いろいろな可能性を試す機会があります。

未来に生きる子どもの可能性を語っているようです。

　　　　

　　　　　　　　・・・

※『きょうがはじまる』　ジュリー・モースタッド作、石津ちひろ訳　ＢＬ出版　2018年　　（2024/5/31）