子どもにこのように言われたら、おとうさんはきっと幸せなことでしょう。
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おとうさんの めがね
ぴかぴかで きれい
めがねに さわりたい
めがねを ぽーん
めがねを はずした
おとうさんの かお
かわいい
ぺちぺち
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はなにかみつきたい ぱく
みみ きもちがいい
かみのけ もじゃもじゃに してやる
ひげは ちょっと いたい
かわいいよー
かわいいよー
おとうさんは
かわいいよー
ずっと ずーっと みていたい
おとうさんの 目
あっくんの 顔が うつっている
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あっくんの目とこころから見られたおとうさんです。「おとうさんは かわいいよー」とあっくんが言っています。ユーモアがあります。おとうさんが大好きなあっくんのこころが伝わります。
おとうさんは子どもにされるがままでした。でも、あっくんが大好きなおとうさんのことも分かります。また、文にはおかあさんは出てきませんが、絵(上の絵)におかあさんが描かれています。
ささめやゆきさんの絵は、あっくんの目から見られたおとうさんのイメージにぴったりです。
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※『かわいいおとうさん』 山崎ナオコーラ文、ささめやゆき絵、こぐま社 2017年 (2022/4/4)