
イーラ(1911-1950)の写真に、マーガレット・W・ブラウン(1910-1952)が文章をつけました。
ある日
ちいさな ライオンの子は、おかあさんに いいました。
ぼうけんに いってくる
くらくなる まえに かえってくるからね
いぬに あいました
お日さまの 匂いがします
べつの いぬにも あいました
そのうち
ライオンの子は だんだん 眠くなってきました
フワ―ン フワ―ン フワ―ン・・・
ねこが 近づいても 相手にしません
目をさますと、
にんげんの おとこの子が います
おとこの子は ライオンの子を 抱きしめました
おねえさんは
ライオンに 「ライオン」という字を おしえました
むりやり セーターを 着せました
ライオンの子が 居ねむりを はじめたので、
籠のなかに いれます
目をさますと
子どもたちは うさぎを つれてきました
子ねこも やってきました

ライオンの子は
おかあさんを 思いだして おおきな声で なきました
おかあさん ライオンは
にいさん ライオンを 迎えに やります
家に 帰った ライオンの子は
おかあさんの そばで ぐっすり 眠ります
ほら、あなたも まぶたが くっつきそうでしょう?
ゆっくり、おやすみなさい・・・
ライオンの子が、冒険にでて、いぬ、ねこ、にんげんの子ども、うさぎと出会う、写真絵本です。さいごに、、「ゆっくり、おやすみなさい・・・」と、語り手は、聞き手の「あなた」にむかって語りかけています。絵本は、「おやすみなさい」の絵本でもあります。
イーラの写真が先にあり、後から、マーガレット・W・ブラウンが文章をつけました。文章をつけることで、絵本にストーリーがうまれました。眠っているライオンの子の顔、あくび姿、目をぱっちりと開いた顔、うさぎに寄り添う姿に、写真家・イーラのライオンの子に対する愛情がつたわってきます。
・・・
※『ねむい ねむい ちいさな ライオン』 マーガレット・W・ブラウン文、イーラ写真、ふしみみさお訳 徳間書店 2009年 (2025/11/21)









