
退屈なくれよんたち。箱を飛びだして、絵を描きはじめました。
きいろくんが
箱から 飛びだし、画用紙を 見つけました
クル クル クルッ
画用紙に ちょうを 描きました
「ちょうには、お花が ひつようだね」
きいろくんは
あかさんと ピンクちゃんを 呼びました
ふたりは
グル グル グルッ
ツラ ツラ ツラッ
赤い チューリップ
ピンクの コスモスを 描きました
葉っぱは
みどりくんと きみどりさん
木は
ちゃいろくんと おうどいろくん
「そうだ おおぞらも ないとね!」
「それから、くもも」
あおぞらは
あおくんと みずいろくんです
くろくんが いいました
「ぼくは、どこを かけばいいの?」
「くろくんは、まにあってるよ」
くれよんたちは、描くことに 夢中になり
めちゃくちゃな 絵に してしまいました
シャープペンの おにいさんが
くろくんに アドバイスをしました
くろくんは、絵の上に ビューッと あたまを すべらせました
ピュッ ピュッ ビュー
絵は まっくろに なりました
シャープペンの おにいさんが
ツツツーッと からだを すべらせ
くろを けずっていくと・・・

おおきな 花火が 夜空に うかびました
「おにいさん、どうもありがとう」
「おれいは くろくんに いってくれよ」
「くろくん、さっきは ごめんね」
「くろって、すごいね」
くれよんたちは、くろくんを かこんでいいました
・・・
くろくんは 仲間外れになってしまいましたが、シャープペンのおにいさんが、くろくんにアドバイス。絵は真っ黒になってしまいましたが、削る塗り絵あそびになりました。最後はハッピーエンドです。くれよんの仲間たちは、くろくんことを認めるようになりました。
多様性(ダイバーシティ)やインクルージョンに通ずる絵本です。
この絵本から、削る塗り絵をしてみたいという子がいることでしょう。
・・・
※『くれよんのくろくん』 なかやみわ作・絵、童心社 2001年









